11月4日夜(現地時間)、UPS 2976型番号のUPS輸送機、マクドネル・ダグラスMD-11型が、米国ケンタッキー州ルイビル・モハメド・アリ国際空港を出発した直後に墜落した。
米連邦航空局(FAA)によると、同機は午後5時15分に離陸した。ハワイのホノルル行きの飛行機だったが、わずか数分後に墜落した。
ルイビル地下鉄警察(LMPD)は、飛行機が墜落したファーン・バレー・ロード~グレード・レーン地域に救助、消防、緊急部隊が出動したと発表した。 「多くの人が負傷した」-LMPDは認めたが、具体的な数字は明らかにしなかった。
ソーシャルネットワーク上で拡散された動画には、巨大な黒煙が立ち上り、空港近くの地域を覆う様子が映っていた。目撃者らは、飛行機が墜落した後、大きな爆発と激しい炎が起こったと証言した。
地元当局は現場を「瓦礫が散乱した火災と爆発の現場」と表現し、現場に近づかないよう呼び掛けた。
緊急警報システム「LENSAlert」は空港から半径8キロ以内の地域全域に「自宅待機」命令を出した。 「追って通知があるまでその地域に近づかないでください」と通知は強調していた。

これは、米国最大の貨物輸送センターの1つであり、UPS輸送グループの世界的な倉庫であるルイビル・モハメド・アリ国際空港付近でこれまでに発生した最も深刻な事件である。
飛行機墜落の原因と乗組員の状態は現時点では不明である。 FAAと国家運輸安全委員会(NTSB)は現場の調査を開始した。 UPSは当局と緊密に連携しており、従業員と地域社会の安全が最優先であると述べた。
現場近くの目撃者らは、飛行機が墜落し、その後、大規模な爆発と数十メートルの高さの炎が起こったときに地面が揺れたのを感じたと述べた。空港周辺の多くの道路は救助や捜査のため封鎖されている。
地元当局は、多くの燃料タンクが破損しており、火災が延焼する可能性があり、依然として非常に危険な状況であると警告している。現場の消防士はメディアに対し、濃い煙と極度の暑さで中心部への到達が困難だったと語った。
当局は乗組員の身元確認と周辺の住宅地の確認を経て、死傷者の数に関する情報を更新すると述べた。