スロバキア当局は11月9日夜(現地時間)、首都ブラチスラヴァとペジノク町の間の鉄道線内で列車2台が衝突し、乗客数十人が負傷したと発表した。
マトゥス・スタジ・エストーク内務大臣は事故現場で演説し、軽傷を負った数十人のうち11人が病院に搬送されたと発表し、死者は出ていないことを強調した。
地元メディアによると、事故は一方の列車が他方の列車の後部に衝突した際に発生した。乗客らはこの出来事を「大きな衝撃音」と表現した。
スロバキア警察のフェイスブックでの発表では、「当初の情報によれば、両列車の直接衝突はなく、列車の脱線もなかった」としている。
注目すべきことに、これはスロバキアで1か月以内に2回連続の鉄道事故である。
これに先立ち、10月13日にはスロバキア東部のロズナヴァ地方で他の列車2台が衝突し、91人が負傷した。このうち2名が重体となっている。
スロバキア内務省は、この衝突は特に重大な交通事故であると述べたが、この事故は2人の運転手のうちの1人がもう一方の列車に道を譲ることを拒否したことが原因である可能性があると指摘した。
現場の画像によると、2列車のうち1列車の機関車が深刻な損傷を受け、もう1列車が脱線した。救急車5台とヘリコプター1台が現場に出動し、犠牲者を救出した。