英国政府が発表した声明では、「戦闘は直ちに停止する必要があり、現在の国境線は交渉の出発点とみなされるべきだというトランプ大統領の立場を全面的に支持する」と述べた。
「ウラジーミル・プーチン大統領が和平に向けて動く準備が整うまで、我々はロシア経済と防衛産業への圧力を強める必要がある。我々は、ウクライナが必要な資源を確保できるよう、凍結されたロシア国家資産の全価値を活用するための措置を開発している」と英国政府は付け加えた。
同じ日、英国関係者は、EU常任代表がウクライナへの「補償融資」を確保するためにロシアの凍結資産を利用することを調整し決定したことを明らかにした。
関連提案は10月23日の欧州理事会(EC)会議後に行われる可能性がある。
ベルギーの外交官は、これは欧州連合(EC)がロシア資産の使用に関する具体的な法的提案を起草するための「政治的な第一歩」であるとコメントし、ブリュッセルは今後のEU首脳会議での決定を妨げないと断言した。
これに先立ち、10月20日、トランプ大統領はロシアとウクライナに対し、ドンバスの現在の国境線を「凍結」するよう呼び掛けたが、同氏によれば、実際にはモスクワがその地域のほぼ全域を支配していたからだという。
トランプ氏はエアフォース・ワンで記者団に対し、「両国がすべきことは既存の境界線で止まることだと考えている。残りの交渉は非常に難しい」と述べ、双方に対し「今すぐ停止」し「すべてを終わらせる」よう呼び掛けた。
ドンバスの状況について問われたトランプ氏は、「そのままにしておいてほしい。領土の約78%はロシアの手にあると思う。そのままにしておいてほしい。彼らは後でさらに交渉できる」と答えた。