マレーシアサッカー界は、選手7人の不法帰化への関与が発覚し、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)から厳しい処分を受けるリスクに直面している。
元FAM書記長のダトゥク・セリ・アズディン・アハマド氏によると、FIFAが明らかな違反があると判断した場合、FAMに対する罰則は「減点よりも厳しい」可能性があるという。同氏は、「法律は法律であり、FIFAはすべての証拠を持っている」ため、現在の控訴では結果を変えるのはほぼ不可能だと考えている。
「マレーシアのサッカーは出場停止や、より重い罰則に直面する可能性がある。すべてがFIFAの手に委ねられているとき、何も逆らえない」とアズディン氏はマレーシアの報道陣に語り、FAMに対し最悪のシナリオに備えるよう警告した。
この事件は、FIFAがマレーシア人選手7名が誤って帰化したと判断したことで勃発した。 FAMはFIFAの控訴委員会に控訴しており、結果は10月30日までに発表される見通しだが、多くの専門家が「流れを変える」可能性は非常に低いとみており、国内世論は悲観的だ。
さらにアズディン氏は、ヌール・アズマン・ラーマン現事務総長の停職処分というFAMの決定を、問題を透明に解決するのではなく「責任者を見つける」行為であると批判した。この事件は、マレーシアが評判と国際成績の両方の面で深刻な結果に直面する可能性があるという文脈で、地域のサッカー界から大きな注目を集めている。