10月18日、中国国際航空が運航する商用便が、乗客の機内持ち込み手荷物に積まれていたバッテリーから発火したため、安全に中国の上海に目的地を変更した。
事件は中国東部の杭州市から韓国のソウル近郊の仁川国際空港まで毎日運航する中国国際航空の便で発生した。
「CA139便の頭上収納部に保管されていた乗客の手荷物の中でリチウム電池が自然発火した。乗務員は適切な手順に従って直ちに状況に対処し、負傷者は出なかった」と中国国際航空の声明は述べた。
問題が発生した飛行機は「飛行の安全を確保するため」目的地を変更し、上海の浦東国際空港に緊急着陸した。
乗客が撮影し、国営メディアのジム・ニュースが掲載した写真には、頭上の収納部から火災が発生している様子が写っていた。
画像には、機内で黒煙が立ち上り、少なくとも乗客1人が消火活動に努めている様子が映っていた。
フライト追跡ウェブサイトFlightradar24のデータによると、同便は現地時間10月18日午前9時47分に杭州を離陸した。
飛行機は中国東海岸と日本の南の九州の間の海上で旋回し、現地時間の同日午前11時ごろ上海に着陸した。