10月27日、トランプ大統領はエアフォース・ワンで記者団に対し、「彼らは我々に冗談を言わないし、我々も彼らに冗談を言わない。我々は今でも定期的にミサイル実験を行っている」と語った。
トランプ大統領はまた、安全確保のため8月にロシア近海に出動させた原子力潜水艦2隻の存在にも言及し、米国はミサイルなしでも抑止力を維持できると暗に認めた。
トランプ氏は「1万2800キロも離れたところに行く必要はない」と語った。
また、米国の指導者は実験の発表を「不適切」と批判し、ロシアは「ミサイル実験ではなく」4年目まで続くリスクがあるウクライナとの紛争をどう解決するかに焦点を当てるべきだと指摘した。
これに先立ち、10月26日、ロシア軍参謀長のヴァレリー・ゲラシモフ将軍は、同国が核弾頭を搭載し核エネルギーを利用できる新型巡航ミサイル「ブレヴェストニク」の実験を行ったと発表した。
ゲラシモフ氏によると、10月21日から行われた実験では、ブレヴェストニク・ミサイルが飛行距離1万4000キロ、空中で連続約15時間の飛行が可能であることが判明したという。
最新のテストには、迎撃を回避する能力をテストする飛行も含まれていました。
ブレヴェストニク・ミサイルは小型原子炉を使用しており、数カ月に及ぶ長期間飛行し、予測不可能な方向から攻撃できるように設計されている。これにより、ロシアはこの兵器が運用中の戦略的抑止力を強化すると期待している。
ブレベストニクはまた、準軌道に弾頭を搭載する従来の大陸間弾道ミサイルよりも大幅に小型で安価であると考えられている。