10月26日、ロシア軍参謀長のワレリー・ゲラシモフ将軍は、同国が核弾頭を搭載し核エネルギーを利用できる新型巡航ミサイル「ブレヴェストニク」の実験を行ったと発表した。
ゲラシモフ氏によると、10月21日から行われた実験では、ブレヴェストニク・ミサイルが飛行距離1万4000キロ、空中で連続約15時間の飛行が可能であることが判明したという。
同将軍は、この情報はロシアのウラジーミル・プーチン大統領にも報告されたと付け加えた。
同日、クレムリン報道官ドミトリー・ペスコフは、プーチン大統領がハイレベル会議に出席するため軍司令部を訪れ、そこでゲラシモフ将軍や軍首脳らと会談したことを認めた。

「全員が戦線沿いの状況について最高司令官に詳細に報告した」とペスコフ氏は語った。
消息筋によると、10月26日の軍高官らとの会談で、プーチン大統領は軍服姿で現れ、ブレヴェストニクの重要な実験が完了したことを強調した。
ロシア指導者はまた、軍に対し、このタイプのミサイルの実用化に向けた準備の最終段階を早急に開始するよう要請した。