国連イエメン事務所は10月20日、フーシ派部隊が首都サヌアの本部を襲撃した後、この組織の職員20人を拘束していると発表した。
ジャン・アラム報道官によると、逮捕者の中にはイエメン人従業員5名と外国人従業員15名が含まれており、現在も建物の敷地内に拘束されているという。アラム氏は、この状況を終わらせ、施設の管理を回復するための解決策を見つけるために、国連がサヌア政府、関係国、イエメン政府と連絡を取っていると断言した。
国連当局者は、逮捕された者の中にはイエメンのユニセフ代表ピーター・ホーキンス氏も含まれていると述べた。フーシ派治安筋2人もこの情報を認めた。
この事件は、フーシ派部隊が8月下旬にサナアの国連事務所を襲撃し、米国とイスラエルのためのスパイ容疑で職員11人以上を逮捕したという文脈で起こった。
アントニオ・グテーレス国連事務総長の報道官、ステファン・デュジャリック氏は、国連は職員53人の恣意的逮捕の停止を求め続けていると述べた。
同氏は、世界食糧計画(WFP)やユニセフなどの人道支援団体と関係があるとされる「最も危険なスパイネットワークの一つ」を解体したと主張したフーシ派指導者アブデルマレク・アル・フーシ氏のテレビ演説を受けて反応した。デュジャリック氏はこれらの申し立ては「危険で容認できない」と述べた。