年末、ニャットチャン5区(タイニン省ビンドゥックコミューン)に通じる小さな道は、普段よりも賑やかです。完成したばかりの4級家屋で、チン・ルー・ベトナム靴有限会社の労働組合員であるグエン・ティ・キム・チさんは、急いで掃除をし、新しいカレンダーを掛け直し、祖父母への供え物の膳を準備しています。これは、彼女の家族が「労働組合の温かい家」プログラムから建てられた頑丈で立派な家で春を迎える初めてのテトです。
家は約100平方メートルの広さで、トタン屋根、レンガ壁、平らなセメントの床です。多くの人にとって、それは単なる質素な家かもしれませんが、チーさんにとって、これは心配事に満ちた長い道のりの成果です。以前、彼女の家族は狭くて老朽化した古い家に住んでおり、雨季には雨漏りや家具の損傷を心配していました。修理や新築は、労働者の収入が日々の生活費を賄うのにやっとだったため、彼女は考えたこともありませんでした。
2025年末、労働組合から家族が「労働組合の温かい家」の建設支援を受ける資格があると知らされたとき、チーさんはまだ戸惑いを隠せませんでした。ベトナム工業団地会社からタムロンヴァン慈善社会基金を通じて5000万ドンの支援を受け、基礎労働組合と親族の寄付により、新しい家は徐々に形を成し遂げました。1ヶ月以上の建設の後、家は新年の直前に完成しました。

「今年のテトは例年とは全然違います。雨や風を心配する必要も、屋根を修理したり、水を汲むための洗面器を置いたりする必要もありません。新しい家があるので、気分がとても楽になりました」と、リビングルームの真ん中に置かれたテーブルと椅子のセットを拭き終えたばかりのチーさんは語りました。
変化は生活条件だけでなく、労働者の心理にも表れています。チーさんにとって、新しい家は安心して働き、企業に長く関わるための拠り所です。「労働組合組織、企業からの真の関心を感じています。信頼があれば、ますます一生懸命働くようになります」とチーさんは言いました。
その温かいテト(旧正月)を迎える雰囲気の中で、「労働組合の家」は単なる家ではなく、困難な状況にある組合員や労働者に対する労働組合組織の分かち合いと同行でもあります。強固な家から、生活と労働組合組織への信頼も育まれ、春が来るたびに、労働者はよりしっかりと前進します。