映画「ムーンリバー」(大まかに翻訳すると「月の河の愛の物語」)は、復讐を夢見るルーズな皇太子イ・ガン(カン・テオ)と記憶を失った露天商のパク・ダルイ(キム・セジョン)の魂の交換を中心に展開する。
魂の交換というテーマは観客にとって新しいことではないが、キム・セジョンは依然としてこの物語のアイデアが非常に魅力的であると信じている。特に、カン・テオが共演者になると知って、さらに自信を深めた。
キム・セジョンは、パク・ダルイの地元のアクセントを練習するために忠清南道保寧市(韓国)で7日間過ごしたと語った。
「地域のお年寄りたちと話をして、その中で自分の生まれ持ったなまりをうまく活かせることに気づきました。完璧ではないかもしれませんが、キャラクターの話し方の一部として視聴者に見ていただき、かわいいと思っていただければ幸いです。」
女優によると、ダルイと魂を交換したイ・ガンをより深く理解するために、共演者と何度も台本を読み、徹底的に話し合ったという。
彼女はカン・テオの癖、話し方、声まで研究して真似しようとした。さらに、キム・セジョンは初めての時代劇でキャラクターの衣装も担当した。
一方、カン・テオは、このプロジェクトで視聴者は自分の相反する2つの側面を同時に見ることになると信じています。
「イ・ガンは冷たく率直に見えますが、過去に大きな苦しみを隠している人物です。これらの特徴がイ・ガンをより成熟したキャラクターにしており、共感と愛情を感じます。」
キャラクターの成熟度を伝えるために、カン・テオはイ・ガンの感情の変化を表情と言葉で表現しようとした。
同時に、魂がキャラクターの体に入り込む人物を演じるために、パク・ダルイ役のキム・セジョンの演技を注意深く観察し、この人物の癖、表情、話し方をシミュレートした。
「イ・ガンとダルイの魂が入れ替わったり、ダルイの魂がイ・ガンの体で表現されたり、イ・ガンの魂がダルイの体でどのように表現されるのかを見るのは興味深いことになると思います」とカン・テオは語った。
映画「ムーンリバー」は映画「リーチ・フォー・ザ・ムーン」終了後、10月31日夜に公開される予定だ。