タイサッカー協会(FAT)技術委員会のピヤポン・プエオン氏は、代表チームが2027年アジアカップ本大会への出場権を獲得できなければ辞任すると明言した。
石井正忠監督の解任決定を受けて批判の波が高まる中、ピヤポン氏は、この目標が達成できなかった場合には責任を負うつもりだと述べた。
元タイ選手は、技術委員会は助言的な役割しか持たず、意思決定権はFAT執行委員会にあると強調した。監督交代はプロとして必要なことと考えられるが、予選残り2試合という状況ではタイミングが合わない可能性もある。
ピヤポン氏によると、プロサッカーではコーチングベンチの変更は普通のことだという。彼は、アンソニー・ハドソン新監督の下でのタイチームのパフォーマンスがファンにとって最も明確な答えになると信じている。
「もしタイが出場権を逃したり、スリランカ戦に失敗したりしたら、私は自主的にFATを離れるつもりだ」と彼は語った。
ピヤポン・プエオンはタイのサッカー界のレジェンドで、韓国のラッキー・ゴールドスタークラブでプレーし、100試合で70ゴールという代表チーム史上2番目の得点記録を保持しており、キアティサック・セナムアンに次ぐ。
タイは現在、2027年アジアカップ最終予選グループDで勝ち点9の2位に位置し、トルクメニスタンと同点だが直接対決では劣っている。チームは11月18日にアウェーでスリランカと対戦し、2026年3月31日にホームでトルクメニスタンと対戦し、唯一の決勝ラウンドへの切符を争う。