10月22日、ドナルド・トランプ米大統領は、ホワイトハウスの宴会場の建設費用は当初の2億ドルから3億ドルかかると見積もりを引き上げ、ホワイトハウス東棟を取り壊す決定を擁護した。
「それを適切に行うには、既存の建物を取り壊す必要がある。私たちはホワイトハウスには手を出さない」-ドナルド・トランプ氏は大統領執務室で報道陣に対し、プロジェクトの図面を発表し、新しい宴会場は「ガラスの橋」でホワイトハウスの主要構造物に接続されると述べた。
ドナルド・トランプ氏はまた、軍がこのプロジェクトに緊密に参加することが期待されており、このプロジェクトの費用は「私と私の友人の一部」が100%負担するだろうとも伝えた。
ドナルド・トランプ大統領は、ホワイトハウスの主要エリアの面積5,110平方メートルのほぼ2倍となる約8,360平方メートルの宴会場を建設する計画について透明性があると述べた。
監視団体や政治家、そして一部の保守系評論家さえも、かつてホワイトハウス視察の出発点であり、大統領夫人の執務室があった象徴的な東棟の取り壊しになぜドナルド・トランプ大統領がこれほど迅速に動いたのか疑問を呈している。
ホワイトハウス当局者らは、改修資金は富裕層やアマゾン、ロッキード・マーティン、パランティア・テクノロジーズなど連邦政府と契約している大企業を含む個人の寄付から来ていると述べた。
寄付金は、2011年の地震で被害を受けたワシントン記念塔の修復などの連邦プロジェクトの管理を支援してきた非営利団体「トラスト・フォー・ザ・ナショナル・モール」によって管理されている。
10月21日、ホワイトハウス当局者らは、建物の「近代化」を考慮して東棟全体を取り壊す見通しであると述べた。当局者らはまた、これまでの改修工事を称賛し、ドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスの敷地を改造するという「誇り高い大統領の遺産」を継続していることを強調するファクトシートを発表した。
ドナルド・トランプ大統領は今週、宴会場の座席数は従来予想の約650人から1,000人近くになると述べた。
また10月21日、ホワイトハウスはボールルームの設計を近く米国国家首都計画委員会に送ると発表した。同委員会はホワイトハウスのあらゆる外装工事プロジェクトを審査する必要があり、新しい建物を承認するかどうか決定することになる。