ロシア国防省は10月27日、同国の防空軍が10月26日夜と27日早朝(現地時間)にウクライナの無人航空機(UAV)193機を撃墜したと発表した。
発表によると、モスクワ州で40機の無人航空機が撃墜され、そのうち34機が首都に向けられたという。ブリャンスク州、カルーガ州、トゥーラ州で記録された残りの無人航空機の数は、それぞれ47機、42機、32機であった。
ブリャンスク州のアレクサンドル・ボゴマズ知事は、この襲撃で小型バスが破壊され、運転手がその場で死亡、乗客5人が負傷したと述べた。
モスクワ滞在中、セルゲイ・ソビャニン市長は空爆による重大な被害はなかったと述べた。瓦礫が落下した地域には救助隊も派遣された。
しかし、ウクライナの無人航空機が午後10時に領土に入ったと発表されるやいなや、 10月26日(現地時間)、モスクワ郊外のジュコフスキー空港とドモジェドヴォ空港の2つの空港は、航空の安全を確保するために一時的に運航を停止しなければならなかった。
この影響で5便が欠航、6便が遅れ、約2時間後に運航を再開した。
地元メディアによると、ドモジェドヴォ、ポドリスク、ドゥブナ、トロイツクを含むモスクワ郊外の多くの住民が爆発音を聞いたと話した。
モスクワ南部のセルプホフにある石油貯蔵所でも火災が発生したが、すぐに消し止められた。モスクワ市内のコムナルカの森で別の火災が記録された。当局は火災の原因を特定していない。