11月1日、ウクライナ軍総司令官は、ロシアが1年以上の戦闘を経て、ようやく挟み撃ち戦術を用いて自国軍が優位に立ったと発表したばかりの東部ポクロフスク市で同国の兵士たちが依然として抵抗していると述べた。
「我々はポクロフスクを保持している」-オレクサンドル・シルシキー最高司令官はフェイスブックに書き込み、ウクライナは引き続きポクロフスクからロシア軍を追い出すための「包括的作戦」を実施すると断言した。
ここ数日、ロシア側はポクロフスク周辺での機運の高まりに関する情報を継続的に発表している。
ロシア当局者らは、北東部のポクロフスクとコスティアンティニウカを制圧することで、ウクライナが支配するドネツク、クラマトルスク、スロビアスクの2大都市に向けて北進することが可能になると述べている。
ウクライナのディープステート戦争地図は、ロシア軍が市南部のごく一部を完全に制圧している一方、大部分は依然として「グレーゾーン」であり、どの陣営の支配下にもないことを示している。

ディープステートの公式情報によると、ロシア軍は依然としてポクロフスク南部の地域に侵入しており、市内には依然として多数の歩兵がいる。
しかし、ウクライナ側は依然として「グレーゾーン」の支配を拡大し続けており、侵入勢力を追い詰めるために高官や特殊部隊を派遣していると断言している。
ロシアは、ロシアが併合したと発表したドネツク州全域を制圧する作戦の一環として、2024年半ばから「ドネツクへの玄関口」とされる地域であるポクロフスクへの進軍を開始した。
それ以来、ロシアは1,000キロに及ぶ前線に沿ったウクライナとの衝突において、ゆっくりではあるが着実に前進を続けてきた。
ロシアはルハンシク州とドネツク州の2州を含むドンバス地域全体の支配を目指している。ウクライナは依然としてドンバスの約10%を保持しており、これはドネツク西方約5000平方キロメートルの面積に相当する。