自民党党首の高市早苗氏と、小規模右翼団体「維新」の党首である吉村洋文氏は、10月20日に連合設立の正式合意に署名する見通しであると日本のメディアが10月19日に報じた。
維新の藤田文武共同代表は、両党の連立交渉で大きな進展があったと述べ、10月17日の合意に期待を表明した。
維新の議員らは10月21日の国会首相選挙で高市氏に投票する予定だが、維新の党は少なくとも初期段階では高市氏の内閣に閣僚を指名する計画はない、と関係者らは指摘した。
これにより、自民党と公明党がこれまで維持してきたような包括的な連携は実現できず、次期政権の安定性に懸念が生じた。
10月初旬の自民党総裁選で高市氏が勝利したことを受け、石破茂首相の後継者への道は確実視された。しかし、その後、公明党は26年間の連立政権を離脱し、次期首相を選出するために対立政党との一連の交渉を開始した。
自民党は維新の支持を取り付けるため、企業などからの寄付の禁止や食料品の消費税免除などに向けた継続的な取り組みを提案している。
維新は過去2年間、食料品税の廃止を提案してきた。