6月15日(モスクワ時間)、TASS通信によると、英国はウクライナの原子力発電所に濃縮ウランを総額約2億1000万ポンド(約2億8000万米ドル相当)供給することに合意しました。これは英国首相府からの発表によるものです。
声明の中で、キール・スターマー首相府は、この支援は今後2年間でウクライナの原子力発電所の燃料源を確保するのに役立つと述べました。
「英国は、英国輸出金融からの2億1000万ポンド相当の金融保証パッケージを通じて、今後2年間でウクライナの原子力発電所の運転を支援し、英国に本社を置くウレンコ社がウクライナのエネルゴアトムに濃縮ウランを供給することを許可する」と声明は述べている。
英国首相府によると、合意は6月初旬にロンドンで行われたスターマー氏とウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談で達成されました。
新たな支援は、ロシアとの紛争が依然として長引いている状況下で、ウクライナのエネルギー安全保障を強化する取り組みの一環と見なされています。
この協定はまた、英国のウラン会社ウレンコとウクライナの原子力発電産業との間の協力拡大を示すものでもあります。
英国当局によると、これは2023年からウレンコとウクライナの国営原子力発電会社エネルゴアトムの間で締結された契約に続くステップです。当初の契約では、ウレンコは2035年までウクライナに濃縮ウランを供給することを規定していました。
原子力エネルギーは現在、ウクライナの電力システムにとって特に重要な役割を果たしています。紛争以前は、原子力発電は同国の総発電量の半分以上を占めており、産業活動と住民生活の維持に役立っていました。
エネルギーインフラが戦闘中の攻撃によって何度も影響を受けている状況において、原子炉の燃料源を確保することは、キエフのエネルギー安全保障にとって重要な要素と見なされています。
経済的な意味合いに加えて、新しい合意は、ロシアに関連する核サプライチェーンへのウクライナの依存を減らすための西側の努力も反映しています。以前は、多くの東ヨーロッパ諸国がロシアから供給された核燃料を使用していましたが、紛争勃発以来、供給源の多様化の傾向が強まっています。
ロンドンの新たな動きはまた、英国がウクライナへの支援を軍事分野だけでなく、エネルギーや不可欠なインフラなどの戦略分野でも拡大し続けていることを示しています。