第62回ASOSAI運営委員会会議には、SAIインド(ASOSAI会長)とSAI中国(ASOSAI事務総長)の運営下にある最高監査法人(SAI)代表団18名が参加しました。
開会式で、インドKTNN副総長のK.S.スバマニアン氏は、協力、イノベーション、能力開発の中心的な役割を強調し、SAI加盟国に対し、新興問題の監査における協力を強化し、公的監査分野における経験、優れた慣行に関するデジタルデータベースを構築するよう呼びかけました。
特に、K.S.スブラマニアン氏は、ASEANが主催する気候変動と人工知能に関するASOSAIとARABOSAIの最初の合同会議を開催するというイニシアチブを高く評価しました。これは、持続可能な開発目標のための地域間の協力精神の証です。

会議で、運営委員会のメンバーは、財務報告書、予算計画、ASOSAIの戦略計画、およびその他の国際機関との協力に関する報告書を発表しました。
また、会議では、環境監査、危機管理監査、持続可能な開発目標監査、国有企業監査、情報技術監査、データ分析に関するASOSAI作業グループが、各作業グループの専門研究報告書を次々と発表しました。
さらに、ASOSAIの特別委員会は、公共財政の予測と評価に関するASOSAIの新しいワーキンググループの設立の実現可能性に関する調査報告書を提出しました。第14回ASOSAI研究プロジェクト「公共監査活動の効率と有効性を高めるための人工知能の推進」。

会議で、KTNNベトナムは、2024年から2027年の任期のASOSAI監査委員会のメンバーとして、2025年から2031年の任期の国際監査機関理事会(INTOSAI)、および2026年から2028年の任期の外部監査官INTOSAI(INTOSAI External Auditor)の選出に参加するASOSAI代表の選出を監督する役割を果たしました。
その結果、SAIアラブ首長国連邦とSAIパキスタンは、2025年から2031年のINTOSAI理事会の候補者として選出され、SAI韓国は2026年から2028年のINTOSAI外部監査員の候補者として選出されました。