龍山警察署(ソウル)は、元ADOR CEO、ミン・ヒジン氏の2人の元HYBEリーダー、パク・ジウォン氏(元CEO)とパク・テヒ氏(コミュニケーションディレクター)に対する刑事告訴を正式に却下した。この決定は10月14日に行われ、HYBEによるミン・ヒジンの社内電子メールへのアクセスは内部監査の枠組み内で合法であるとの結論に達した。
以前、ミン・ヒジンは、同意なしに彼女のラップトップと仕事用電子メールに恣意的にアクセスし、情報通信ネットワーク法に違反したとしてHYBEリーダー2名を告発し、個人的なカカオトークメッセージを盗んで漏洩したと主張した。しかし、HYBE側はミン氏が会社のパソコンを渡さず、電子メールへのアクセスも内部検査過程で合法的に行われたことを確認した。
捜査の結果、警察はミンさんが主張したように2022年8月にラップトップを返却したという証拠はないと結論付け、HYBEには仕事関連のデータを確認する法的根拠があると判断した。さらに、捜査機関は、同社が他のADOR従業員のデバイスを押収したり、違法に捜索したりしなかったことも確認した。
この判決により、警察の決定によりHYBEの監査と証拠収集プロセスの正当性が強化されるため、ミン・ヒジンは彼女とHYBEの間で進行中の民事訴訟で不利になると言われている。同社が入手したデータには、ADORとNewJeansグループを分離してHYBEから独立して運営する計画に関連していると言われているミン氏とADORの元次長とのカカオトークチャットが含まれている。
ミン・ヒジンさんの弁護士、シン・アンド・キム法律事務所は訴訟が棄却されたことを確認し、近いうちに警察の決定に対して控訴する予定だと述べた。