トランプ大統領は10月22日、ホワイトハウスでのNATO事務総長マルク・ルッテとの会談でこの発表を行い、ハンガリーで予定されている首脳会談は「不適切」だと述べた。
トランプ氏は「所期の目標は達成できないと感じたので中止した」と述べた。
しかし、トランプ大統領は後日プーチン大統領と交渉を行う可能性を排除しなかった。トランプ氏は「将来的に首脳会談を開催する」と付け加えたが、会談の時間や場所については明らかにしなかった。
トランプ氏のコメントは、「同国が和平プロセスに真剣に取り組んでいない」ことを理由に、米財務省がロシアに対する追加制裁を発表した直後に発表された。
制裁の対象はロシアの2大石油会社ロスネフチとルクオイルとその子会社。
プーチン・トランプ首脳会談の計画は先週、両首脳が電話で会談した後に初めて発表されたが、具体的な日程はまだ決まっていない。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は先に、露米会談は「真剣な措置」で準備されるべきだと述べ、両大統領は「結果に向けて努力することに慣れている」ため、両首脳の会談は「無駄になるべきではない」と強調した。