8月18日、米環状警備隊(USCG)は、アラスカ近海で活動する中国の研究船隊を厳重に監視していると発表しました。この動きは、過去3年間で地域での中国の海上活動が増加している状況において、米国の国内安全保障および国防支援策と見なされています。
USCGによると、月初から5隻の中国研究船が北極に出現しています。8月13日、C-130J長距離監視機が、これらの船を検査するためにアラスカ州コディアク島から派遣されました。USCGが公開した画像は、5隻すべてが米国が主権を主張する拡張大陸棚(ECS)で活動していることを示しています。
監視に対する中国側の反応、およびこれらの船舶が地域に滞在する予定時期はまだ不明です。中国外務省はコメントを発表していませんが、ワシントンD.C.の中国大使館は、彼らの海上活動は国際法に準拠していると断言しています。
中国船団の出現は、北極がグローバルな戦略競争における新たなホットスポットになりつつあるという懸念を引き起こしています。
プレゼンスを強化するために、USCGは最近、アラスカに2隻の新型潜水艦を配備しました。これには、USCGCストリス潜水艦とUSCGCエアール・クンニンガム速報巡視船が含まれます。米国はカナダと協力して、この地域をより厳格に監視することもできます。