6月30日、ドナルド・トランプ米大統領は、シリアに対する数十年にわたる制裁の大部分を解除し、同時に、バシャール・アル・アサド元大統領政権を転覆させたイスラム勢力連合の指導者であるアフマド・アル・シャラア氏をテロリストリストに追加することを検討しました。
多くの財政制限が解除されましたが、トランプ大統領は依然として、失脚したアサド大統領とシリアの旧政府で活動していたメンバーに対する制裁を維持しています。
米国が外国テロ組織と指定したものに対する制裁も維持されます。

ワシントンはまた、1979年に初めて適用されたシリアをテロ資金提供国として指定することを検討します。
この決定は、トランプ氏とアル・シャラア氏の5月のリヤド(サウジアラビア)での会談の後に行われました。そこでは、シリアの再建とイスラエルとの関係正常化の可能性に焦点が当てられました。
当時、トランプ氏はダマスカスでの新しい指導部に「偉大な機会」を与えることを約束しました。
ダマスカスとのワシントンの関係の増大を監視するために、彼はトルコ駐在のアメリカ大使トーマス・バラック氏をシリアに関する米国特使に任命しました。